こんにちは〜!
【恋するレシピです】( 「超」教養講座を視聴いただくために)
英語読解力の基礎的背景として、聖書の知識不可欠です。
まずは、<聖書のグレード・リーダー>
(=初心者向けに易しい言葉で書き直された読み物)を
読むことをお勧めしたことがあります(3月17日付本Blog)。
わたしが紹介した2冊が、ものすごく役に立ったという
コメントをつい最近もいただきました。ありがたいことです。
このことと関連して、橋爪大三郎氏と大澤真幸氏の共著
『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)も、
わたしには非常に役に立ちました。
なぜ、聖書の知識が英語読解力養成の背景に必要かと言うと、
我々は案外次のような質問に答えられず、
そのことが往々にして英語の読解を妨げるからです。
@ ユダヤ教とキリスト教はどう違うのか、
あるいは旧約聖書と新約聖書の違い
Aキリスト教やユダヤ教(やイスラム教)が一神教であって、
神道(多神教)や仏教・儒教とはどう違うのか
Bイエス・キリストは実在したのか否か
(我々は普段このことに無関心ですけど、案外、その無知が、
英語読解の難しさの根幹にかかわるようです)。
※[京大・岡田先生の「マグダラのマリア」ご参照ください]
http://kyoyo.wao.ne.jp/kouza/details.php?contents_no=30011]
C聖書に書かれていることがらにどのような”矛盾”があるのか
D日本も大いに関係がある<西洋の近代化>は、
どうしてキリスト教をベースにしているのか。つまり、
資本主義や自然科学がどうしてキリスト教社会で発展したのか
などです。
この新書はこれらのことがらに対談形式で明快に説明してくれます。
とくにDは、わたしの英語読解力不足の原因になっていたことを
突きつけられたようで、まさに「目からウロコ」でした。
@ユダヤ教とキリスト教の違い(=両者の違いは、
それぞれが“異教徒”という発想になります。
だから、キリスト教にとって異教徒には、
金を貸して、利子をとっても良いと考えるのです)や
Bイエス・キリストの復活の有無を基に、
自然科学がキリスト教世界で発展したことも
説明がつけられるというわけです。
神が創った【宇宙や自然や人間界のすべて】は、
神(の世界)ではないので、
人間の理(ことわり)観で解明できるはず、
というところから西洋の近代自然科学が
発展したというわけです。
Cについても、聖書の記述に見られる<矛盾>点を
どう公式に解釈するのか、という基礎的な教養学習の機会が、
・普通の日本人にはなくて、
・普通のキリスト教徒にはあること
が、大きな(読解力の)差になり得ます。
キリスト教徒が死後天国に行けるのか、
地獄のようなところで苦しむことになるのかについても、
聖書には
・死後の予定は予め決まっているという考え方と、
・努力・回心の結果次第で予想が覆るという考え方
の両方があって、聖書を単純に読むだけでは
矛盾に苦しむことになります(「ノアの箱舟」参照)。
それをこの新書では東工大の武藤先生にご講義いただいた
「ゲーム理論」によって鮮やかに解答されます
(理論では「自堕落に暮らす方が得」というわけですね〜)。
http://kyoyo.wao.ne.jp/kouza/details.php?contents_no=30032さてこのBlog、「マグダラのマリア」の紹介から始めて以来、
ちょうど丸2年、計160回を超えたところで
終えることになりました。
キリスト教関連にはじまり、キリスト教関連で終わることに
何か因縁めいたものを感じないではありません。
イエス・キリストじゃないですけど、近いうちに何らかの形で、
どこかで【復活】するような気がして仕方がありません。
<マグダラのマリア>が、12世紀になって、
南仏のエクサン・プロヴァンス近郊に復活して布教に努めたという
京大・岡田先生のお話を、第1回のBlogで紹介したように、
復活の折には、何らかの形で、
ぜひ皆さんに継続して読んでいただけるよう
お知らせしたいと思います。
その節は、このBlog同様、
再びわたしのBlogに【恋して】いただけますようお願いします。
わたしは、TVの刑事コロンボが好きでした。
この前亡くなった ピーター・フォークの自伝とも言えそうな
”just one more thing”に、犬たちに囲まれ、妻を愛した氏が、
"I love you for staying with me until end."
で、本文を終わっていたのは印象的でした。
長い間、このBlogをお読みいただきまして、
ほんとうにありがとうございました。
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posted by ワオ教養講座ディレクター at 10:00|
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